美容室・サロンコンサル/ワタナベタツヤのblog

ワタナベタツヤ/サロンコンサルタント・現役フリーランス美容師のブログ。

美容師という職業は10年後どうなってる?

 

こんにちは!
Wataです(^^)

 

※2017年に書いた記事が未だにアクセスを産んでいてびっくりしました!笑。この記事を書いてから4年、改めて読み直したところ、書き直そうかと思いましたがせっかくなんでこのまま残しときます!最新のお知らせだけリンク貼っておくので興味がある方は是非覗いてみて下さい!

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あなたは10年後約50%の職業がなくなってし
まうということを知っていますか?

 

オックスフォードの調べだと47%の仕事が無
くなり今の子供達の65%は現在存在していな

い職業に就くと言われています。

 

そんな中、美容師という職業や美容業界は一
体どういった形に変わっていくか、、、

 

これを考える事はアシスタントからスタイリ
スト、オーナーまで例外なく必要です。

 

危機感を持って先を見据えなければなりませ 
ん。

目次

 

 

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Ⅰ.ITやAIの発展が人の仕事を奪っていく。

まず、なぜ今後今の50%の職業がなくなって
しまうか説明しましょう。 

 

まず今後10年成長すると言われている業界は

ほとんどが雇用を産みません。

 

何故ならITやAIの進化で人件費をかけずに出

来る仕事が今でも急増しているからです。 

 

身近な例をあげればスーパーのセルフレジ。
ルフレジの設置でパートのおばちゃんは半
分もいれば十分になりましたね。

 

今注目されているカーシェアリングも交通網
の発達とインターネットやAIによる管理機能
の発展の賜物です。


自動運転技術が確立されればタクシー業界や
トラック運転手は無くなります。

 

新聞記者や雑誌記者も無くなりますね。
記者は事実をレポートする仕事なのでAIがあ
れば十分です。
書籍の電子化は今すでに雑誌のシェアを完全
に奪っています。

 

これは今後なくなる仕事のほんの一部です。

 

お子さんがいる方は分かるかもしれませんが
今は小学生が

 

将来の夢はユーチューバーです!! 

 

なんて言ってる時代です。

 

これから私達が知らない仕事が沢山増えてい
き誰でも出来るような仕事やデータを管理す
る仕事はどんどん減っていきます。

 

残るのは、AIやロボットが出来ない特殊な技
術が必要なものとデータを流用して新たなサ
ービスを生産する職業。

 

美容師はAIやロボットには出来ない技術を有
しています。

 

しかし、確実にネット社会は私達美容師の仕

事に影響を与えています。

 

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Ⅱ.美容師にITが与えたホットペッパーと業務委託サロン

 

ITの発展が美容師に与えた大きな影響の代表
例がホットペッパーですね。

 

ITの発展が広告宣伝費を高騰させたのは周知
の事実ですが、業務委託サロンはこの広告宣
伝費の高騰とITの発展によって流行したビジ
ネスモデルです。

 

ITの発展により広告宣伝費が高騰し、ネット
集客による価格競争が美容室の平均単価を著
しく下げていきました。

 

他業種ではここで派遣社員や在宅ワーカー、
人材育成費をカットする為に外注、いわゆる
アウトソージングにシフトしていき人件費を
カットしていきました。

 

美容業界も例に漏れず、人件費をカットして
広告宣伝費をひねり出す為の手段として業務
委託サロンが急増したのです。

 

ITの発達は雇用を産まない職種を作ったり、
現存の仕事から雇用を奪っていきました。

 

しかし、これは決して悪い事ではありません。

ITの発達に伴い起業を目指す人もかなり増え
ましたね。

 

これは自然な事なんです。

 

インターネットがない時代はテレビCMに投
資出来るような大手企業に就職する事に皆が
憧れ、なんとなく大手にはいれば安心だ。 

 

そう思ってましたが、もうそんな時代はとっ
くに終わりました。

 

誰かに自分の人生を保障してもらえるなんて
考え、バカバカしいとは思いませんか?

 

これから何が顧客ニーズなのかを的確に見極
める、もしくは自分のターゲットの多いマー
ケットを的確に見極める力が必要です。


美容師は幸い、昔から起業独立に抵抗がなく
皆がそれを目指す業界です。


これは美容師にとっては当たり前ですが、一
般のサラリーマンの方々の中で起業したい方
は極めて少ない、マイノリティと言えます。 

 

しかし、このまま昔のビジネスモデルをひきずって独立しサロンを開業すれば確実に失敗します。

 

新規集客は限界に達しています。


↓詳しくはバックナンバーから↓

 

watabiyou.hatenablog.com

 

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Ⅲ.美容師にオープンイノベーションを引き起こしたインスタグラム

 

オープンイノベーションという言葉をご存知
ですか?

 

これはインターネットがない時代に一部の企
業が独占していた技術がインターネットの普
及によって広告宣伝されるようになり大勢の
人間に新技術が認知されその技術を知った企
業や人間がさらにその技術にプラスアルファ
に改良しまたそれが広まりまた改良され、、

 

こういった技術革新をオープンイノベーショ
ンと言います。

 

美容業界で現在その一角を大きく担っている

のがインスタグラムです。

 

インスタグラムに数々のスタイル写真が載り
それを見たお客様の新技術や流行スタイルの
ニーズが急激に高まりました。

 

今までそういった流行スタイルは都市圏や流
行に敏感な若年層によるニーズがメインだっ

たのがネット創世期から普及期世代が30代に
なり、流行スタイルへのニーズは幅広くなっ
ていったのと同時に美容師側もその対応に追
われ技術が向上しました。 

 

またメーカーはこういったニーズに対応する
商材の開発を望まれ技術革新が進み生み出さ
れた例のひとつがイルミナカラーです。

 

これから技術革新が進めばイルミナカラーの
様にダブルカラーをした様な透明感が出るカ
ラー材やダメージレスパーマ等どんどん技術
革新が進み

 

美容師の技術がいらなくなります。

 

僕がそれを最も実感したのはヘアビューザー
です。

あの高性能ドライヤーはアシスタントにブロ
ーさせてもハイクオリティな仕上がりになり
ます。

 

僕が管理職だった時は技術劣化を恐れてアシ
スタントにヘア ビューザーの使用を禁止した

くらいです。

 

こういった技術革新は美容業界ならずかなり
のスピードに上がっています。 

 

今後私達美容師には技術以外のモノを求めら
れるでしょう。

 

それ顧客から、スタッフから、利益を出す方
法、色々なものから求められます。

 

美容師にとって技術は大事です。

 

しかし、悲しい事ではありますが技術だけで
生き残れる時代は

とっくに終わってしまったんです。

 

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ⅳ.美容師、美容業界に今後求められていくモ
ノは?

今後必要なのは

 

見極める力と生み出す力です。

 

今後美容業界を生き残るために必要なもの
は、、、

  1. サロンワーク以外の利益
  2. 顧客との密なコミュニケーションツール
  3. 短期での人材育成能力

 

この3つは必須です。

⒈サロンワーク以外の利益 

まず、サロンワーク以外の利益とは美容師が
美容師として行う仕事をサロンワーク以外に
増やしていく事です。

 

みなさんが思い浮かびやすいのは技術講師で
はないでしょうか? 


美容師が美容師として行う仕事がサロンワー
クでしかないという事実が美容師の職種の幅
と価値を狭めています。

 

2.顧客との密なコミュニケーションツール

次に顧客とのコミュニケーションツールです
が、これはSNSという立派なツールがすでに
ありますね。

 

活用しきれていない方がほとんどです。

 

こういったwebマーケティングに秀でた能力
は絶対に必要です。


webと言っても今はツール自体が簡単になっ
ている為大した技術は必要ありません。

大事なのは見極める力です。

 

3.短期での人材育成能力

これはバックナンバーでも紹介しています。
↓こちら↓

 

watabiyou.hatenablog.com

 オープンイノベーションと技術革新により、
美容学校新卒生を短期で売上を生産できる人

材を育成する事は可能です。


この三点は確実に抑えるべきです。

 

 

↓↓wata2021年現在の活動↓↓

 

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