Zoff、焼肉ライクに学ぶ新しい美容室の差別化戦略とは?①
お久しぶりです!笑
もう忘れ去られてるんじゃないかというくらい更新頻度が低い当ブログですが、今年は頑張って更新していこうかと思います!笑
というのも、サロンコンサルの仕事を少し増やそうと思いまして、発信量も増やしていこうかなと、、、
実はTwitterもやってるんですがあまり性分に合わず。
伝えたい事がなるべくちゃんと伝わって欲しいのでブログにします!
腕の良いウェブコンサルのパートナーも見つかったので集客も含め悩んでるサロンさんのお手伝いがしたいなあと。
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何にせよ、まずは情発信ですね!
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Zoff、焼肉ライクに学ぶ新しい美容室の差別化戦略とは?
さて、このブログを読んでいるあなたはおそらく、小規模サロン経営者の方、フリーランスの方、もしくはこれから独立を目指してる美容師さん
そんな方が多いのではないでしょうか?
大手チェーン店のスケールメリットを駆使した多店舗戦略、価格戦略に小規模サロンが立ち向かうには差別化戦略が重要ですが、美容業界外の有名チェーン店から差別化戦略を学ぶことができます。今回は【Zoff】と【焼肉ライク】を例題に差別化戦略を分析します!
1美容室の差別化戦略にありがちな3つの失敗
差別化戦略とはビジネススクールや経営学の教科書にも出てくるポピュラーな経営戦略ですが、この意味を正しく理解しなければ大きな失敗を招くことになりかねません。
差別化戦略とは競合店に真似できないサービスや技術で他店との差別化を図り、マーケットにおいて希少価値の高い存在になることで利益を確保しやすくなることですが簡単にいうと『オリジナリティを持った店になる』ということですね。
しかし、差別化には落とし穴があります。ここでは差別化を意識しすぎるあまり陥るよくありがちな3つの失敗をご紹介します。
①差別化を意識するあまり、技術サービスや商材にコストをかけすぎて利益率が悪化する。
これは懸命に磨いた技術にプライドを持って仕事している美容師さんにありがちな失敗ですね。
めっちゃわかりますよ。良い薬剤を使って、良いシャンプー台で洗って、良いドライヤーで乾かして、丁寧に時間をかけてカットして、、、、最高に可愛くなったお客様の喜ぶ顔を見る瞬間がこの仕事の一番の醍醐味ですよね。
しかし、『時間』『お金』『人』『モノ』こういったコストは適正に抑えないと必ずどこかでしんどくなってきます。
このコストがどう配分されるかは美容室では施術メニューで決まりますよね。
差別化を意識するあまり、あれもこれも発注して商材が増えたり材料費が上がってしまったりやたら時間がかるメニューを作ってしまったり、、、こだわりすぎてコストがかかりすぎてしまう。
私がコンサルに入る際大体メニューのテコ入れから入ります。
コストが100円下がれば月間200人のご来店で20000円のコストダウン。売り上げが変わらずとも1年で24万円利益が増えます。
コストが平均15分縮まれば月間200人のご来店で3,000分、つまり50時間分予約枠が空きます。10時間営業で丸5日分です。
メニューを考えることは再来率や顧客満足度はもちろんのこと、店舗利益のアッパーが決まるという事を必ず頭に入れておく必要があります。
これは『そんなん当たり前じゃん』と思うかもしれませんが、言われればそう思っても、実際にちゃんと考えてメニューを考えている人は意外と少ないです。
そもそも、コンサルタントという生き物は当たり前のことしか言いません笑。当たり前のことをどれだけ突き詰めて考えられるかがコンサルタントの仕事なんですよね。
②差別化を意識するあまり、ニッチすぎる(ニーズが少ない)ブランディングをしてしまう。
周りと違う事をしなければ!差別化しなければ!という事で起きるこの現象ですね。あまりにもニッチでマニアックなブランディングはニーズも少ないので潜在顧客数が減り集客できないとった状態に陥ります。
ものすごいエスニックで入った瞬間からマライカの香りがしそうな入り口に謎の置物が飾ってあるサロンさんなんかもたまに見かけますが、そいったマニアックなサロンさんはオーナーさんのみの一人サロンならどんなにマニアックでも利益は確保できると思います。しかし、スタッフを3人以上入れる予定だったり、多店舗展開を見据えているサロンさんであればある程度ニーズのあるブランディングにしないと集客が取れません。完全にどこにもないオリジナリティのあるサロンじゃなくても
『あ、こういうサロン繁華街にはあるけどこの辺では珍しいよね』ぐらいで十分です。
日本で当店しかないサービス!県内ではうちしか取り扱いない商材!よりも、最寄り駅の徒歩圏内ではうちだけ、または少ない。くらいでちょうどいいのです。
後半で説明しますが、差別化とは変わった事をすることではないという事を理解して頂ければと思います。
③差別化を意識するあまり、広告プロモーションと実際の顧客体験にギャップが出てしまう。
特にweb広告は情報量が多い分内容を誇張してしまいがちです。写真を実際より広く見せたり、画像加工をしすぎたりと集客を意識するあまり実際より良く見せようと頑張りすぎてしまい、いざお客様がご来店された際に『あれ?なんか違う。。。』となるわけです。
そして差別化を誇張して表現すると当然、来店されるお客様の嗜好も偏った方が来ます。広告なので良く見せようとするのは当たり前かもしれませんが、お客様はweb上の情報にひかれてご来店しているわけですから実際のサービスや空間に差異があると再来しません。仮にどんなに良い仕事をしてもです。求めてるものと違うものが出てきたらそれが良い悪いに関わらずニーズはキャッチできてないのです。味噌ラーメンを食べに行ってとっても美味しい塩ラーメンが出て来てもお客様は満足できません。
こんなところが、よくありがちな差別化戦略の失敗です!
差別戦略って突き詰めすぎると潜在顧客も減ってしまい集客が難しくなるし軟らかすぎても競合点との違いを明確にできませんよね。特に今はweb広告、中でもホットペッパーなどはページが画一化されたレイアウトの中で違いを出さなければならないのでどのどん尖ったブランドになりがちです。自社ホームページを持っていますか?無料で簡単に作れるので是非作って欲しい。
自社ホームページをきちっと持つだけでweb上では自然と差別化されます。これは覚えておいて欲しいです。
ちょっと長くなってしまいましたので続きはまた次回に回します!