美容師のスタイリスト一年デビューは必須！
こんにちは！Wataです(^^)
今日は僕の思う美容業界の大きな問題点であ
る教育システムについてのお話をさせて頂き
ます。
今の美容業界の現状と、インターネットの技
術革新を踏まえればスタイリストの一年デビ
ューは必須です！！
Ⅰ . 何故一年でスタイリストデビューが必須なのか？
少子高齢化や美容室の乱立により、顧客の取
り合いに拍車がかかり集客に頭を悩ませるサ
ロンが多いと思いますが、、、
本当に深刻なのは集客ではなく単価です。
現在の美容業界は価格競争による激化によっ
て平均単価がみるみる落ちています。
１０年前より２０００円近く落ちた単価はそ
のままそれが美容師の価値という事です。
一度落ちた価値を再度上げるのは並大抵の事
ではありません。
美容師の価値が落ちた今、回転率重視のサロ
ンが増えたため
アシスタントを雇い育成し、スタイリストと
アシスタントのチームで売上を上げる従来の
サロン経営では人件費の採算が取れません。
また美容師数自体も減少しており、こういっ
た流れから業務委託サロンやスタイリストと
マンツーマン接客のサロンが主流になってい
ます。
しかし、会社を本当の意味で大きく強くして
いくためには人材教育、新卒採用は必須です
。
しかし、チームでの売上が厳しい以上は新規
集客を考えると値段設定自体を最初から上げ
るのは困難です。
仮に価格設定を最初から高く設定しても、新
規集客が落ちると現存スタッフが問題なくと
も新しい人材の入客チャンスを減らす事にな
り結果的に退職につながってしまいます。
こういった問題を解決するには、いち早く技
術者を育成して早いうちから指名客を獲得さ
せなければなりません。
実際、指名客がついたほうが離職率も下がり
ますし指名客が増え独立で顧客を連れてかれ
るリスクよりも仮にスタッフが辞めてしまっ
た時に次の人材補充までの間に人手が足りな
くなり残ったスタッフの指名客や上客の失客
に繋がる方ががリスキーと言えます。
なにより、スタッフに指名客をつけた方が単
価も上げやすいです。
※なぜ指名客の方が単価が上げやすいかは今
度別の記事で説明してます。
こういった条件を踏まえると、
一年でのスタイリストデビューは必須項目です。
早いうちから技術者にして売上を生産させな
ければ人件費の圧迫は続きます。
それに、さんざ手塩をかけて育てて三年かけ
てジュニアスタイリストデビュー直前くらい
で辞められたらたまったもんじゃありません
ね（笑）
しかし、本当に一年間でスタイリストデビュ
ーができるのでしょうか、、、？
II . 一年でスタイリストデビューの方法は？
インターネットが普及した今の時代は様々な
情報が一瞬で手に入る様になりました。
技術においてもこれは然りです。
めまぐるしく変わる流行と情報に美容師はつ
いていかなければなりません。
それにはあらゆるスピードを今までの倍速以
上にしていかなければ対応できないのです。
ホリエモンが寿司屋で１０年修行するのはバ
カだと言って話題になった事がありましたね
。
これは今の時代あらゆる情報がどこでも手に
入れる事が出来、このお店じゃないとこの会
社じゃないと習得出来ない技術はもはやなく
、自分の意欲があればいくらでも成長する事
が効率よくできる時代だという意味です。
美容師の一年でのスタイリストデビューも一
緒です。
カリキュラムの技術展示やデモンストレーシ
ョンは動画で行いスマホに保存しておけばい
つでもチェックする事が出来ます。
基本のハサミの使い方やベーシックカットは
アウトソーシング、つまり外注してしまえば
いいのです。
外部講習できちんと学んでもらい、サロンで
はそれを反復練習です。
ハサミの使い方〜ワンレングス、グラボブ、
レイヤーまではそれで十分すぎます。
サロンで指導するのはサロンスタイルからで
問題ありません。
練習時間はサロンの営業時間の半分を使い、
１日４時間は練習時間を確保します。
シャンプー、トリートメント、スパに２カ月
を費やしたら一年のうち残りは全てカットと
カラーに充てましょう。
カットとカラーの入客を一年で完了させ、二
年目から残りに取り掛かります。
カットとカラーさえ出来ればとりあえず客数
の半分は担当出来るはずです。
モデルはモデル募集アプリを使えばいくらで
も手に入ります。
ともかく実戦を積ませる事。
結局これが一番の早道です。
カットカラーの入客がＪｒスタイリスト基準
として設定すれば一年でデビューさせ品質を
落とさず売上を生産できるスキルは身に着く
はずです。
ここまで読んで、それは違うと思う方はご自
分の方法でやればいいと思います。
しかし、私達が受けてきた技術教育の時代と
は全く情況が異なるのです。
今の子は我慢が出来ないから早くデビューさ
せないと、、、これも違います。
スタイリストデビューの期間を長く取るのは
きちんと教育しているからではありません。
むしろ指導者の無能さを表しています。
どんな仕事でも短時間で相応の成果を出すの
が優秀である条件です。
５年かけて一人前のスタイリストになんてい
うのは生産性が低すぎます。
そもそも５年なら通常２５歳でしょう。
２５歳でアシスタントでボーナス無しで月給
２０万いかないなんてやってられません！
それが当たり前なんて思っている美容業界は
２０年遅れています。
アレンジやコテ巻きなんてインスタグラムで
オススメの美容師の動画を見させておけば自
分が教える事なんて一つもありません。
薬剤についても分からない事があったら先輩
に聞くのももちろんですが、スマホで調べれ
ばある程度すぐ出てきます。
営業中にタブレットを持たせ分からない事を
すぐ検索させる習慣をつけさせておき、管理
者は営業終了後に検索履歴をチェックすれば
何が疑問で何を学びたいかも一目瞭然です。
最短、最速で成果を出す事を考えるのがビジ
ネスの鉄則です！
その為には常識に囚われない柔軟さが絶対に
必要になります。
III. 最後に
これからの時代は特に決められたマニュアル
をこなせる人材では無く、自分で物事を判断
出来る人間が成果を上げることができます。
基本的なPCDAサイクルを無意識に出来る人
間を育てなければなりません。
人材育成について、もう一度深く考えてみて
はいかがでしょうか？
Wataでした(^^)
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