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Zoff、焼肉ライクに学ぶ新しい美容室の差別化戦略とは?②

こんにちは!サロンコンサルタントのワタナベタツヤです^ ^

 

 

テーマZoff、焼肉ライクに学ぶ新しい美容室の差別化戦略とは?というテーマでお届けしていますが、前回はZoff、焼肉ライクの話まで辿り着けず終わってしまいました笑。

今回はそこまでいけるかな?では前回記事からの続きです!

 

1美容室の差別化戦略にありがちな3つの失敗

2チェーン店にできない事をやるのが差別化戦略ではない

Zoffと焼肉ライクに学ぶ ”新しい価値観の売り方”

 

 

2チェーン店にできない事をやるのが差別化戦略ではない

前回は差別化戦略を意識する上でありがちな失敗をご紹介しましたが、スケールメリットの無い2~3店舗までの個人店やフリーランス差別化戦略を成功させるにはまずチェーン店と同じ土俵には上がらない事です(前回記事でもお伝えしましたがこのブログを必要としている読者のあなたはおそらく小規模サロン経営者様、またはフリーランスの方だと前提に話します)

チェーン店は大量発注によるコストダウン、圧倒的な広告集客により価格競争下でも利益率を確保しています。小規模サロンがこの勝負に勝てることは1000%ありません。つまり、差別化戦略でまず考えなきゃならないのは、利便性や価格といったチェーン店の強み以外の部分でまず差別化を図らないといけません。

さらに、チェーン店よりコストがかかる以上は価格も相場より高めになります。となると経営方針は市場において希少価値が高いサービスを選びオリジナリティのあるサロンを目指すことになりますが、チェーン店の提供しているサービスは幅広く様々な方にニーズのある価値観、つまり潜在顧客が一番多い層であり、差別化を図るあまりそこから遠のき過ぎてしまうのも得策ではありません。潜在顧客が少なくなってっしまいます。

であれば、離れ過ぎず遠過ぎずの差別化の具合が重要になりますよね。

マーケットとマーケティングターゲットを明確にし、ニッチでありながらも幅広いユーザーに提供可能なサービスを考える必要があります。

ここまでを具体的にまとめ差別化戦略に必要な条件を考えると、、、

 

①単価は競合店のメニューやエリアの平均以上

②初期投資以外のコストは競合店のメニューやエリアの平均以下(コスト→材料費、時間、設備維持費、人件費)

③ニッチでありながらも幅広い顧客層に受け入れられやすいサービス

 

各項目に補足すると①②は両方できるのがベストですがどちらか一方の条件を満たしていればOKです。例えば①の条件を満たしていなくても②を満たしていれば利益率は高くなるので問題ありません。①②は相互関係にある為カバーしあえる条件です。

しかし、③は必須条件になります。

ニッチでありながらも幅広い顧客層に受け入れられやすいサービスというのは一見矛盾している様に見えますが、簡単にいうと『ありそうでなかった』サービスです。

例を挙げると、頭皮診断やスカルプケア、毛髪診断などのサービスを打ち出しているサロンは数多くありますがこれらに必須になるカウンセリングを対面の椅子に座り個室で行っているサロンはあまりありません。

しかし業種問わず『カウンセリング』というイメージにフォーカスすると、鏡ごしに話しかける美容室のスタイルの方が特殊ですよね。対面で話をした方が誠意も伝わりやすい場合もあります。

何より、美容室で椅子に座って対面でカウンセリングされることはお客様にとって非日常的な体験です。このサービスを実施したサロンは金銭的なコストはほぼかからず、時間的コストと人的コストで運営できますが効果は再来率とサロンの年間利用コース契約の販促結果に如実に現れていました。

何が言いたいかというと、差別化というのはちょっとした事で十分なんです。

その”ちょっとした違い”を拡張するのが店舗の空間やメニュー、サービスになります。

 

ではその”ちょっとした違い”どうしたら考えつくのでしょうか?

 

 

と、

 

 

ここでようやくZoffと焼肉ライクの話に入るのですが、、、

今日はここまででで!笑

 

また次回!