美容室・サロンコンサル/ワタナベタツヤのblog

ワタナベタツヤ/サロンコンサルタント・現役フリーランス美容師のブログ。

美容師は施術時間をかければ丁寧?高単価サロンでも技術スピードアップは必項です!

こんにちは!Wataです(^^)

今は低単価回転率重視のサロンが増えていま
すが、高単価サロンを目指すにしても技術ス
ピードのアップは必須です。

今日は施術時間短縮の重要性についてお話し

ます(^^)

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I . 美容室の施術時間短縮は高単価サロンを目指す上で必項!

回転率重視の低単価サロンは集客力が圧倒的
な為個人店ではそのモデルは流用できない場
合が多く、個人独立を目指す方は特に高単価
サロンを目指す方が多いと思います。

しかし、高単価の定義を今一度考えてみまし
ょう。

例えば客単価15000円だとしても3時間
かかっていたら一時間あたりの生産性は50
00円です。

この場合客単価10000円で2時間の施術
時間の場合と変わらなくなります。

むしろ、仮に同じ営業時間で同じ客数だった
ら単価15000円の方が売上は上がります
が、隙間時間に予約を入れられる確率は施術
時間が長い方がかかります。

例えば営業時間8時間だったら3時間の施術
では2人しか予約を取れません。

しかし2時間の施術時間であれば4人の予約
が取れます。

単価を上げる為にはある程度の時間はかけな
ければなりませんが、それは一客の単価を考
えるのではなく、一時間あたりの生産性を考
えた時に単価が上がっているかどうかの観点
が重要です。

これを、人時生産性と言います。

通常は人時生産性は売上ー材料費で出した粗
利で計算しますが、まずは売上で考える事を
オススメします。

モノに価値を与えるにはそのモノに使う時間
が必要ですが、
ヒトに価値を与えるのは積み重ねた時間です

美容師の魅力、価値、を測るものを美容室経
営で考えた時一番分かりやすいのは指名料
しょう。

ノータイムでお客様に価値を提供し、利益を
上げることができます。

指名料は高単価サロンを目指す上で必須項目
です。

技術単価はお客様の状態により下がることが
ありますが、指名料は不変です。

自分の価値を高める事が人時生産性を上げる
一番のポイントになります。

 

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II . 美容室の施術時間短縮はお客様目線でも重要!

インターネットの普及で様々な情報が一瞬で
手に入る時代になりました。

それは生活単位で考えても様々なスケジュー
リングが効率よく出来る事も意味します。

時間の無い現代人では無く、時間を有効に使
える様になったのが現代人。

美容室の後に予定をいれるお客様も当然なが
ら沢山います。

ビジネスの成功基本は生産性の向上です!!

ハイスピードハイリターン。

しかし決して手抜きや時短をしろと言う訳で
はありません。

実際問題、作業時間で行ったらカットカラー
トリートメントまでやったら2時間でも遅い
です。

1時間半で仕上げ、不足の事態に備える30分
の確保で2時間が適切でしょう。

正直、月1でくるお客様だったらカットカラー
1時間で十分です。

皆さんは時間と料金を比例して考えますが、
それは間違ってます。

時間と料金は密接な関係にあるのは確かです
が、時間が長くなれば料金は上がる、短くな
れば料金は下がるのではありません。

時間が長くなれば料金が上がるのは仕方があ
りません。
経営的に成り立たないからです。

しかし、この逆は違います。

時間が短いから値段も安くということはあり
ません。

小売業等一般的な物販で考えれば、購入時に
する事と言えばそれを買うのにかかる時間は
商品を手にとってレジに迎えまで最短1秒で
済みます。

その商品を作るのにかかったコストや時間は
もちろん考慮して価格が決まりますが、それ
は美容師の技術習得の時間も同じです。

ブランド品が高いのは時間をかけて作ってい
るからではなくブランド力があるからです。

メニュー、商品等のモノに価値を与えるので
は無く自分自身の価値を上げることが一番重
要な事であり、それが高単価を実現します。

よく言うセルフブランディングというもので

すね。

セルフブランディングの具体的な方法につい
てはまた今度書かせて頂きます(^^)

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III.最後に

時間、価格、価値の関係性を理解して頂けた
でしょうか?

周りと同じ事をするのも、違う事をするのも
成功する為には間違いではありません。

しかしなにをするにも自分の価値を下げる事
だけはしない様にしましょう!

安売りは悪いとは思いません。

要はそこから価値を上げる作業をしているか
どうかです!

最後まで読んで頂きありがとうございました!