美容室・サロンコンサル/ワタナベタツヤのblog

ワタナベタツヤ/サロンコンサルタント・現役フリーランス美容師のブログ。

美容室の利益率を上げる3つの方法

こんにちは!

コンサルタントの渡部です。

 

 

今日は美容室の収益率を向上させる方法です!

ただ、当たり前ですが『魔法の様な裏技』なんてものはありません。

たまに、コンサルに依頼すれば『魔法の様な裏技』で劇的に収支を改善してくれるのだと思ってらっしゃるクライアントの方もいたりしますが、そんなものはまずありません。

地道に改善を重ねていくのが一番の近道です。

 

1.美容室の利益率を上げたければ、人件費比率を下げる

美容師

 

僕が美容室4大コストと呼んでいるものがあります。

 

  • 地代家賃
  • 人件費
  • 広告費
  • 材料費

 

この4つです。

 

コストが下がれば、利益率は上がりますね。

地代を下げる事は難しいと思いますので、人件費、広告費、材料費を下げて利益率を向上させる事が現実的です。

 

人件費を下げるという言い方だと語弊があるかもしれません。給与を下げたら働いているスタッフの離職リスクも高まります。

前提として、美容室ビジネスにおける最大の投資対象は"箱"と"人"です。

まず箱の立地、広さ、内装でサロンの"格"が決まります。集客力は立地、最大売上はセット面数(つまり広さ)、内装で単価が決まるからです。

その次が人。腕の良いスタイリスト=指名顧客の多いスタイリストを沢山雇用し、離職を防ぐ事が売上を作る一番確実な方法です。

日本人は、『出来ない人を守る給与体系』を好みます。これが悪いとは言いませんが、評価すべき人をきちんと評価し、相応の報酬を渡せる様にする人事評価基準や給与、報酬体系を考えるべきだと思います。

無駄な人件費をカットした資産を、パフォーマンスの高い投資対象、つまり優秀なスタイリストに回す事が長期的な利益率UPにつながります。

 

2. .美容室の利益率を上げたければ、広告費比率を下げる

広告費

 

次は広告費です。

今多くのサロン様がホットペッパービューティを利用していますが、その広告費は安いとは言えませんね。

特に人気エリアほど費用は高くつくので、この辺りは出店時にある程度把握しておいた方が良いと思います。

もちろん、新規顧客の獲得を自社集客で賄えるのが理想ですが、難易度はかなり高めではあります。

そこで、おすすめなのは定番のSNSなのですが、特に20代前半のスタッフに任せるのをお勧めします。サロンのSNSアカウントは

必要ありません。スタッフ自身が勤務時間にSNSを使う時間を確保してあげるだけで十分です。SNSは我々の様なおじさん(笑)がやるより、デジタルネイティブな世代に任せましょう。そこで集客が取れてきたら、比率は下がりますし、広告費を下げることもできるはずです。

 

 

3. 美容室の利益率を上げたければ、材料費比率を下げる

 

さて、人件費、広告費ときて最後は材料費です。材料費はコストを一番コントロールしやすく、比較的、施策を打ってから短期で成果を上げやすい部門です。

しかし、単に節約するのではなく、無駄なコストを省く=利益率の低いメニューもしくは商材 について改善を考えるのが材料費の管理です。

コンサルティングをしていく中で、8割以上のサロン様が『メニュー利益率の正しい算出の仕方』を理解していませんでした。

こちらには明確な公式があり、利益計算の量も多くなるので私が代行することがほとんどですが、サロンオーナー様が把握していた利益率よりも10%〜15%も実際の利益率が低いケースが多いです。この改善は地味な作業ではありますが、毎月計算することをお勧めしています。

 

 

以上、美容室の利益率をあげる3つの方法でした。

 

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